市議会のうごき

183号に右折レーン新設(予算特別委員会)

2022年3月3日 木曜日

 3月2日の建設関係を審査する予算特別委員会で若林新三議員は①高速4号線の山陽道への直結ルート、②183号の右折レーン新設、③魅力ある都心づくりの推進と電停の統廃合、の3点について取り上げました。高速4号線の延伸については2016年の一般質問で取りあげ、高速4号線と山陽道を接続すること、接続する場合五日市インター経由ではなく直接接続するよう提案していました。22年度から事業が始まります。

 183号の右折レーンの新設については、西原1丁目交差点に右折レーンを新設することを市は明らかにしました。22年度には用地測量や実施設計等を行い、26年度の完成を目指します。併せて、同交差点から西区大宮まで南向きを3車線にする意向も示しました。

 広島駅から紙屋町までの近距離にある電停の統廃合については、社会実験を行って課題の把握など行うよう求めました。

予算特別委員会で発言する若林新三議員。市は183号に右折レーンを新設し、南向きを3車線にします。

 

2022年度当初予算の概要

2022年1月31日 月曜日

 一般会計の当初予算規模は、公債費の減などにより、対前年度3.6%の減となり、2年ぶりのマイナス予算となりました。

 特別会計については、公債管理特別会計の減などにより、対前年度5.0%の減となりました。

 企業会計については、下水道事業会計の増などにより、対前年度0.1%の増となりました。

【予算規模】(単位千円)  
 2022年度2021年度増減
全会計 1,221,414,4111,268,107,666-3.7
 一般会計 658,881,409683,724,571-3.6
 特別会計 414,909,525436,906,270-5.0
 企業会計 147,623,477147,476,8250.1

 

 市税収入は、法人市民税の増収等により、対前年度4.8%増となる見込みです。

【歳入】主な歳入  
市税     241,209,280230,209,6534.8
 個人市民税101,882,22398,401,5183.5
 法人市民税 18,930,44314,308,98032.3
 固定資産税 85,904,96283,636,9432.7
 その他   34,491,65233,862,2121.9
    
地方交付税  56,000,00041,500,00034.9
 普通交付  54,500,00040,000,00036.3
 特別交付税  1,500,0001,500,0000.0
 *臨時財政対策債を含めると合計785億円(-12.3%)
    
市債     69,084,200100,558,500-31.3
 一般事業債 46,584,20052,558,500-11.4
 臨時財政対策債22,500,00048,000,000-53.1

 

 目的別歳出については、借金返済となる交際費が372億円減となったことなどにより、前年度より3.6%減となる見込みです。

【歳出】(一般会計・目的別歳出) 
議会費    1,651,0941,661,503-0.6
総務費   53,454,21552,863,0421.1
民生費 216,420,973215,884,3580.2
衛生費   74,016,71178,112,189-5.2
農林水産業  4,377,7594,759,239-8.0
商工費  15,864,10716,469,943-3.7
土木費  104,113,67896,870,2457.5
消防費  14,300,62614,062,4021.7
教育費 101,378,96996,891,0934.6
災害復旧費  1,851,5312,896,120-36.1
公債費  39,927,32277,198,486-48.3
諸支出金 31,124,42425,655,95121.3
予備費    400,000400,0000.0
合計658,881,409683,724,571-3.6

 

 

臨時特別給付金で157億1,425万円を予算化(第1回臨時会)

2022年1月12日 水曜日

  1月12日に第1回臨時会が開かれ、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金を支給する補正予算、157億1,425万円を決めました。また、子育て世代に対して5万円の追加給付金を12月17日に専決処分で決めていたものを承認しました。

 今回の補正予算は、国が住民税非課税世帯等に対して臨時特別給付金を支給することを受けて、実施主体として広島市が支給するものです。住民税非課税世帯として約14万世帯、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、非課税世帯と同様の事情にあると認められる世帯約1万世帯の計15万世帯を想定しています。2月上旬から対象世帯に案内チラシと確認書を送付し、返送分について2月下旬から給付を開始します。

 また、昨年、子育て世帯に対し先行分の5万円とあわせて10万円の給付金を一括して支給するための経費90億6,225万円を専決処分していたものを議会として承認しました。

第1回臨時会では新型コロナ対策で157億円の補正予算を決めました

子育て支援等で136億円を追加補正(第5回定例会)

2021年12月15日 水曜日

 12月3日~15日の第5回定例会では136億6,063万円の補正予算等を決めました。 

12月市議会では、子育て世帯への臨時特別給付で90億6,225万円を決めた他、新型コロナウイルス感染症対で40億6,957万円等を予算化。関連して、市民連合は子育て世帯への臨時特別給付については全額現金で支給するよう要望しました。

 財政調整基金には決算剰余金の半額程度となる12億1,594万円を積み立てました。

 また、広島駅南口広場整備の一環として「駅前大橋線軌道等新設その他工事」として路面電車を駅前大橋から新たにできる広島駅2階に直接乗り入れる工事の委託契約を承認しました。委託金限度額は124億5,000万円。

12月議会でも議長席で議事を進行しました。

 

一般会計歳入は7,861億円(20年度決算)

2021年11月4日 木曜日

 10月27日に2020年度の決算を認定する臨時会が開かれ、一般会計をはじめとするすべての決算が認定されました。一般会計歳入は7,860億6238万円。19年度と比べて1,312億9,741万円(20.1%)の増となりました。特に新型コロナウイルス対策で増加しました。

 市民税などの自主財源は3,124億円で前年度より約188億円(5.7%)の減。国庫支出金などの依存財源額は4,736億円で前年度より約1,500億円(46.4%)増加しています。

 歳出総額は7,809億8,067万円(20.0%増)で黒字決算となりました。

 目的別歳出では福祉関係の民生費が最も多く2,108億円で前年度と比べて2.9%増。次いで総務費1,676億円(276.5%増)、教育費が996億円(6.9%増)、土木費982億円(4.3%増)、衛生費698億円(6.8%増)、公債費640億円(21.7%減)などとなっています。

 若林新三議員は厚生関係と文教関係を審査する第2分科会の所属になり、厚生関係では①健康増進・がん検診の促進、②安佐北医師会病院の整備状況、③保健師の地区担当制度について取り上げたほか、文教関係では①教職員の働き方改革の推進、②中学校の部活動指導員の拡充、③学校運営協議会の設置(コミュニティスクールの導入)、④「教育の絆」プロジェクトの推進、について取り上げました。 

文教関係の質疑で、教職員の働き方改革について取り上げる若林新三議員